庭づくりDIY♪雑草対策、グランドカバーにクラピアを栽培中!
庭づくり1年目、那須のジャム屋、NPantry(エヌパントリー)です。
庭のグランドカバー(地表面保護)としてクラピアを育てはじめました。
もくじ
地表面保護を目的としたグランドカバーの条件
地表面を保護する目的で植栽する植物には、「1.成長が早いこと、2.茎葉によって地表面を密に覆い、茎葉部や根部の広がりや発達が大きく、土壌をよくつかむこと3.養水分の要求度が低く、悪環境に耐えること。*」という性質が必要です。
さらに、人が行き来する場所には4.踏圧に耐えること、5.刈り込みに耐えること。さらに6.病害虫に強いことも重要です。
グランドカバーとして植えたクラピアとは?
クラピアは、イワダレソウ(在来種)とヒメイワダレソウを交配して、グランドカバーに適した性質に品種改良した植物です。
2018年現在、成長が早いk1、ピンクの花が咲くk2、耐寒性が強いk5が販売されています。
人に踏まれることが多い地面のグランドカバーには、シバ(芝生)を選ぶことが多いと思いますが、芝生の美しさは、競馬場のターフやゴルフ場のグリーンのように芝の茎葉が均一に揃っていることにあると思います。
クラピアを植えた地面は芝生のような整然とした印象ではなく、自然で無造作な印象になるので、好き嫌いが分かれるかもしれません。
クラピアを植える時期
根付く前に急に気温が下がったり、霜が降りたりすると枯死することがあるので、桜(ソメイヨシノ)が終わり、八重桜が咲く頃が植えるのに適した時期と取扱店(日光種苗)から聞きました。
那須だと4月下旬~9月下旬までが一応の目安です。
クラピアを1年栽培した感想まとめ
クラピア植栽のメリット
- 種子ができない(不稔性)ので、植えたところ以外で増えない。(苗で流通)
- 成長が早い。(苗と苗の間隔を開けた植え付けも可能)
- 密に根を張るので、土壌の流出を防ぐ。
- 酸性からアルカリ性まで幅広い土壌で育つので、土壌を気にする必要がない。
- 根付いた後は水をやる必要がない。他の植物に水をやるついでくらいの感じ。
- 芝と比べて、刈り込みの回数が少ない。夏に2~3回程度の刈り込みで維持できる。
- 芝生のような茎葉の均一さがないので、雑草が生えても目立ちにくい。
- 白やピンクの小さな花が咲く。
- 整地していない地面や盛土にも植栽できる。ポット苗なら、石まじりの土壌にも。
- 踏圧に強い。
- 病害虫に強い。今年は病気や虫にやられることなく秋になりました。
クラピア植栽のデメリット
- 冬季は枯れて冬眠する。茶色に枯れた後の見た目がイマイチ。
- 春の芽吹きが遅め。クラピアより雑草(スギナやクローバー)が芽を出すほうが早い。
- 価格が高め。k5のポット苗の値段はイワダレソウの2~3倍。
- ランナー(匍匐茎/走出枝)を伸ばして、敷石の上や縁石を超えて広がっていく。
- 踏まれないor土壌の養分が多いと上に伸び、真夏に湿度が上がると根本に近い茎葉が蒸れて腐る。
- ポット苗を植栽した場合、クラピアが成長する前に苗と苗の間に雑草が生える。(シート苗もあります)
- 日陰には向かない。(今年は日陰に植えていないので来年以降に確認します)
クラピア植栽、来年に向けてやること
- クラピアが上に伸びてしまった場所があるので、来年はみっしりと密に地面を覆う方法を探す。こまめに刈り取るor踏みつける。
- 最適な道具で効率的に刈り込みをしたい。(冬の間に道具を選ぶ)
試してみたいグランドカバー(地被植物)
- ローマンカモミール
茎葉が匍匐してカーペット状に広がる。葉に芳香があり、踏まれると香る。高温多湿には弱い。