隈研吾さん“負ける建築”番外編、宝積寺駅(栃木・高根沢町)

那須のジャム屋、NPantry(エヌパントリー)です。

JR宇都宮駅の2つ隣、宝積寺駅コンコースと東口広場も隈研吾さんの設計です。馬頭広重美術館の帰りに寄ってみました。
那須の山間にある江戸明治絵画の小さな美術館、那珂川町馬頭広重美術館

宝積寺駅は東北本線と烏山線の分岐駅という以外、大きな特徴はない駅ですが、無味乾燥なはずのJR東日本の駅がかなり面白くなっています。
鉄ちゃん視点では烏山線(盲腸線)も宝積寺(めでたい名前)は、ちょっと有名だと思います。

木の天井です。コンコースとホームに降りる階段の天井が波々しています。
宝積寺駅(高根沢町)

東口広場は大谷石の蔵を生かして整備されています。蔵と蔵の間の壁が格子状に組まれています。面で使われていた大谷石を格子にすると、光を通して明るく軽やかです。
宝積寺駅東口
この建物には食堂が入っていて、ちょっと悲しい使われ方なので、ディテールを切り取りました。天井はスチールの格子です。
宝積寺駅東口

宝積寺駅
馬頭広重美術館から26km(車で40分くらい)です。馬頭広重美術館からバスと烏山線を乗り継いでも行けます。