光と影の魔法の森、藤城清治美術館(栃木・那須町)

那須のジャム屋、NPantry(エヌパントリー)です。

小人や小鬼がさざめき、少女がほほ笑む。光と影が描きだす夢の世界。藤城清治美術館に行ってきました。
那須の森の中の美術館。藤城清治さんが描く影絵やデッサン、人形劇のキャラクターに囲まれ、無心のときが過ごせます。
藤城清治美術館 那須高原

美術館には200点を超える作品が展示され、作品の背景になった詩や物語(西遊記や風の又三郎)とともに楽しむことができます。藤城清治さんの60年以上にわたる「しごと」に圧倒されます!そして、創作の緻密さには驚きのひとことです。

館内にある「影絵シアター」では、影絵劇の舞台裏を見ることができますが、何度見ても装置の動きと表現が結びつかない!裏と表を何度も行ったり来たりしても、わからない。考えたい人、すごいです。

作品には東日本大震災の被災地を描いたものもあり、私はそこに登場する人間のまわりに描かれた「人ではない小さいもの」が救いとも祈りとも思え、とても好きになりました。古い家屋、デコ屋敷(福島)に棲む小鬼もとてもキュート♪
藤城清治美術館 那須高原

藤城清治美術館 那須高原

美術館まで続く庭園ではケロヨン、モグちゃん、ネコが道案内をしてくれます。奥に見えるのはチャペルです。藤城さんの絵をモチーフしたステンドグラスがとてもきれいです。
藤城清治美術館 チャペル

藤城清治美術館 チャペル

道案内のケロヨン。ケロヨンといえば、もちろん「バッハハ~イ」バッハハ~イは元気になるおまじない、たぶん。
藤城清治美術館 ケロヨン

藤城清治美術館 那須高原
新宿駅(王子駅経由)から那須温泉(那須湯本)まで高速バス(JRバス関東)が出ています。私は道の駅「友愛の森」で降りて、周遊バス「キュービー号」に乗り換えました。
もちろん東北新幹線または宇都宮線(湘南新宿ライン)で那須塩原駅または黒磯駅で降りても。交通機関を使う場合は、路線バスで那須湯本か友愛の森を目指してください。
冬季は不定期の休館があるのでご注意ください。