那須こうじやの天然味噌で腸内フローラ大喜び!こうじ日野屋(栃木・那須町)
那須のジャム屋、NPantry(エヌパントリー)です。
夏になると高温多湿になる日本は発酵食品の宝庫、なかでも大きな設備を使わずに作れるのが味噌です。
子供の頃、自宅で味噌を作っていました
材料は大豆・塩・麹といたってシンプルですが、水に浸しておいた大豆を指でつぶれるくらい柔らかく煮て、塩・麹を混ぜて、一年分の味噌を仕込む作業は、それなりに大変だったのを憶えています。(大豆は皮が硬くて、鍋で煮ると吹きこぼれるのです)
料理研究家の土井善晴さんは「一汁一菜でよいという提案」の中で、
「料理はやっぱり、“ひと手間”ですよね」とはよく聞かれる言葉ですが、それは労力を褒めているのであって、必ずしもおいしさにつながるものではありません。(中略)日常の料理では手を掛ける必要はありません。家庭料理は手を掛けないもの。それがおいしさにつながるのです。素材を生かすには、シンプルに料理することがいちばんです。
と書いています。
手間をかけなくてよいのであれば、汁の味を決める味噌はおいしいものを選びたい。そして、味噌は地域色が強い食べ物なので、食べなれた地元の味噌が一番おいしく感じるはずです。
那須には麹屋・味噌屋がまだまだ残っていますが、日野屋はその中で抜群にキャラ立ちしている店です。
味噌は天日塩味噌(米麹)、玄米味噌、黒大豆味噌の3種。豆と麹の力を感じる味噌で、なめるとじんわりとうまみが口に広がります。
味噌以外にも醤油や納豆、チーズなどの発酵食も作っていて、納豆の強力な粘り(ねばねば♪)には驚きます。腸内フローラ大喜びです。
▶こうじや日野屋 手前味噌づくりもできます。(要予約)味噌づくりに適した季節は春と秋です。
こうじ日野屋への行き方
電車で黒田原駅に行く場合、那須塩原→黒磯→高久→黒田原ですが、黒磯でダイヤが分断されているので、必ず乗り換えが必要です。さらに、黒磯以北は日中1時間1本ですので、うっかりすると黒磯駅で空き時間が発生します。