クラピアで知った、グランドカバーってなに?

庭づくり1年目、那須のジャム屋、NPantry(エヌパントリー)です。

秋になり、庭仕事もそろそろ終わりです。成り行きで植えたグランドカバーについて、まとめてみました。
クラピア

グランドカバー(グラウンドカバー)とは

グラウンドカバープランツ(ground cover plants)とは、
「平面のみならず、のり面や垂直面を密に永年的に被覆する植物あるいは地被植物*」のこと。

ヤブラン、リュウノヒゲ、サギゴケなど草木類、シバ・ササ・コケ・シダ類、つる類の他、「刈り込んで60cm以下に維持できる*」アジサイやナンテンなどの低木類もグランドカバーとして活用できます。

グランドカバーを植える理由

庭にグランドカバー(地被植物)を植える目的をまとめてみました。

  • ぬかるみの防止
  • 雨や霜による地面のぬかるみを防ぐ。春先に遅霜が降りることがあるため、ぬかるみ対策は特に重要です。

  • 土・砂ぼこりの防止
  • 風によって細かい土砂が舞い上がるのを防ぐ。冬は“からっ風”が山から吹き下ろしてきます。

  • 光の照り返しや西日の緩和
  • 強い日差しを和らげる。

さらに、植物が地面を密に覆うことで、雑草を防ぐ効果も期待したかったのですが・・・。

グランドカバーで雑草は防げるか

自然が少ない都市の道路脇の花壇でさえ、雑草で覆われているのをよく見かけるのに、自然に囲まれた那須の庭です。

いくらグランドカバーで密に覆ったといっても、雑草は生えてきます。「土中に雑草の埋土種子があり、常に発芽のチャンスをねらっている。周辺からも風によって雑草の種子が常に飛んでくる。*」

つまり、グランドカバーを「生育させること自体は容易であっても、美しい均一な植生を保つためには、後から侵入してくる雑草との壮絶な戦いが待っている。*」のです。

とはいえ、グランドカバーを植えるところからはじめた今年と比べ、来年は雑草抜きの手間が減ることを期待しています。
住宅のエントランスをコンクリートでかためる人の気持ちがよくわかりました。

ホームセンターで手に入るグランドカバー(地被植物)♪私が好きな植物リスト
  • 草木類:ヤブラン、リュウノヒゲ、サギゴケ、ギボウシ類、イワダレソウなど
  • シバ類・ササ類・コケ類:ノシバ、コウライシバ、クマザサ、オオスギゴケなど
  • 低木類:アジサイ、ナンテン、ユキヤナギ、コデマリ、ラベンダーなど

*地被植物のデザインと緑化手法~最新グラウンドカバープランツ(近藤三雄著)